トミー・ジョン手術を複数回受ける選手が少ない理由-術式(ジョーブ法・伊藤法)の内容

引用元:https://www.mcdavid.co.jp/sportmed_case/ulnar-collateral-ligament-sprain/

 肘関節内側側副靱帯(UCL:ulnar collateral ligament )は,前斜走靱帯(AOL:anterior oblique ligament),横走線維( TL:transverse ligament) 後斜走靱帯( TL: posterior  oblique ligament)の 三つの部位に分けることができます.トミー・ジョン手術(英: Tommy John Surgery, 側副靱帯再建術)受ける投手は,内側上顆の全部から鈎状突起に走るAOLを損傷するケースが多いようです.

引用元:https://blog.goo.ne.jp/imbanojunin/e/f84ce347ed90a2783b93679571a99e07

 肘関節は蝶番関節という一方向にしか動かせない関節で,本来腕の曲げ伸ばししかできないようになっています.横方向の動き(外反、内反)には対応できないため、 内側側副靭帯が外反を防いでいます.靭帯は関節を安定させる補強材の役割があり,関節が安定した状態で筋を収縮することにより関節運動が行われます.靭帯が緩むと関節が不安定になり,パフォーマンスを発揮できなくなります.
 トミージョン手術の術式はジョーブ法,伊藤法があるとのことですが,骨に穴を開けて腱を通して結び,強制的に外反しないようにしています.上腕骨と尺骨の表面に靭帯が付着していたのを,骨に穴を開けて八の字に通して結ぶびつけるということなので,接続はより強固なものになります.
  内側側副靭帯損傷したのは投球動作に原因があり,手術後も同じ投球動作を続ければ当然,再度内側側副靭帯を損傷することになります.しかし,術式の内容を知ると,かなり腕を強く振っても再手術を受けるまで靭帯が損傷する可能性は小さいことがわかります.