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プロフィール

基本情報

 野球好きのアラカン(アラウンド還暦)です.パフォーマンス向上に役立つ情報を提供するために記事を書いています.

野球歴

 小が校ではソフトボールをやっていました.野球チームには入っていませんでしたが,公式戦に出場
したことが1試合だけあります.中学では野球をせず,高校では野球部に入ったもののすぐに退部.大学でも野球部に入りましたが,数ヶ月で退部しています.

 草野球をしていた時期があり,外野手,投手としてプレーしました.今までの投球,打撃動作を捨てて,「科学する野球」の投球,打撃理論を自分なりに解釈して実践しましたが,試行錯誤の連続で目立った成績は残せませんでした.

 以上,野球歴はほぼなく,実績はゼロです.

動作の分析について

 動作を分析するために行っていることは,何度も繰り返し動作を確認することです.

 野球を観戦する際は,勝敗には興味がなく,個々の選手の投球,打撃動作しか見ていません.好きなプロ野球チームはなく,どのチームが優勝するかなどについては関心がありません. 

 ある動作について,そのような動作になる理由を推察して,動作の合理性,不合理性を探ります.そのためには何度も動作を繰り返し観なければならないのですが,100回観ても動作を説明できないことの方が多いです.

 個々の選手の動作を観察し,「科学する野球」で提唱されている動作が行われているかを確認します.昔は連続写真やTV放送で一瞬で行われる動作を教材にしていましたが,今はYouTubeで動画を繰り返して何度でも観ることができます.

 毎日,動画を確認しているわけではありませんが,このような動作の観察を30年近く続けていると,ある動作をとり入れている選手が共通してパフォーマンスが高くなっていることや,この動作ではこの選手は活躍できないだろうといったことが少しはわかるようになってきます.

 もちろん,投球,打撃動作を分析することは至難の業なので,完璧に分析することは不可能ですが,これまでの動作の観察から,村上豊氏が提唱する動作を実践している選手のパフォーマンスが高いことはほば把握できています.それだけ村上氏の功績は大きいのですが,「科学する野球」はそこまで評価されていないのが現実です.

 アメリカのプロ野球で監督もされたフランク・オドールさんがいわれたことがあります.打者のスランプの兆しを見抜いて,これを治療できるならば,その人は億万長者になるだろうと,オドールさんをして,このようにいわしめたほど打者のスランプは避けがたいものなのです.

 川上,長嶋,王といった名打者といえども,いつもいつも完璧に打てていたわけではありません.ですから,この三人の選手の打撃フォームの数々の写真の中には,悪い時のものがあって当然なのです.

 それなのに,ただ名選手だったということで,何でもすべてすばらしいフォームだと思われることは,ファン気質としては当然としても,野球をプレーしようという方にとっては危険な考え方です.

 いかに名選手の打撃フォームでも,悪いものは悪いとその良否を見分けることのできる眼識を持てるようでなければなりません.

フランク・オドール氏のことばから,スランプが避けがたいものであることと,野球の動作を分析することが至難の業であることがわかる.   
引用元:科学する野球・打撃篇,pp.13-14 

ブログの運営目的

村上豊氏の功績を後世に伝える

 ブログの第一の運営目的は,

  • 「科学する野球」の著者である村上豊氏の功績を後世に伝える

 です.

  「科学する野球」は古い野球を否定する内容であったため,当時の日本の野球界には受け入れられませんでしたが,野球の投球,打撃動作を理解するうえで重要な見解が数多く含まれています.

 詳しくは,科学する野球とは をご覧ください.

野球技術向上のための有益な情報を発信する

 ブログの運営のもう一つの目的は,

  • 野球技術向上のための有益な情報を発信する

 です.

 その際に次の点を考慮しています.

  • 「科学する野球」の理論を基に投球,打撃動作を分析し,わかりやすく伝える
  • 「科学する野球」の理論で説明するのに無理がある場合,運営者のスポーツ科学の基礎知識などから適当と思われる動作の根拠を考え,わかりやすく伝える.
  • 運営者独自の投球,打撃動作の観察,分析から,パフォーマンス向上に役立つ情報を伝える.

ブログの内容

「科学する野球」の解説

 ブログの内容は次の3つになります.

  • 「科学する野球」の解説 -「科学する野球」の修正を含む

    「科学する野球」バットとボール(球道)とは90°で衝突させる など

    なるべく,タイトルの頭に「科学する野球」をつけるようにしています.

    ※修正とは,村上豊氏の提唱する動作が正しくても,根拠となる理由が疑わしい場合,スポー 
     ツ科学の知識を用いるなどして動作の正当性を補足することです.

運営者のオリジナル記事

  • 運営者のオリジナル記事(投球,打撃動作に関するもの)

    投手の腕の振りは4つのタイプに分類される など

  • 運営者のオリジナル記事(データに関するもの)

    大谷選手はどの選手よりも判定に苦しんでいる-誤審率の真相 など

  • その他の記事

    MLBの新しい打撃指標「バレル」とは? など

    野球用語,スポーツ科学,その他の記事を書いています.

    ※スポーツ科学の専門的な知識は独学によるものです.

ブログのテーマに関する実績

最大の実績 

 このブログの最大の実績は,

  • トミー・ジョン手術の原因である内側側副靱帯損傷のメカニズムをほぼ解明できたことです.

    内側側副靱損傷のメカニズムについては,

    トミー・ジョン手術-内側側副靱帯損傷のメカニズムを解明-その1  

    トミー・ジョン手術-内側側副靱帯損傷のメカニズムを解明-その2

    内側側副靱帯を損傷する可能性が大きい投手-2020  

    で解説しています.

その他の実績

 その他の実績として挙げられるのが,

  • リリース後の前腕が達する位置によって,投手の腕の振りを4つに分類したこと

    です.この分類のおかげで投球動作を分析する幅が広がりました.

    詳しくは,投手の腕の振りは4つのタイプに分類される をご覧ください. 

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