大谷選手の打撃動作にみられる重大な欠点-マドン監督は首をひねるばかり

ジョー・マドン監督は首をひねるばかり

 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が8日(日本時間9日)、敵地でのレンジャーズ戦に「4番・DH」で出場し4打数無安打に終わり、2三振を喫した.「右肘付近の屈筋回内筋痛」の診断を受け,今季の打者専念が決まって初めて出場した6日の第1打席に左越えソロを放って以降,11打席連続無安打.打率は.132と、快音が続かずに苦しんでいる。
 予言が当たらなかったからではないだろう。ジョー・マドン監督は、首をひねるばかりだった。「球場が変わって球の見え方が違うのか何なのか分からない…」。大谷が今季オープンしたレンジャーズの本拠グローブライフ・フィールドで2試合無安打、5三振。シアトルでのマリナーズ戦で豪快アーチを放った2日前に「(大爆発の)寸前にいる」と言った指揮官の笑顔は、すっかり消えていた。
 大谷はレ軍の先発アラードに2打席連続三振を喫すると、右投手に代わった3打席目以降も一ゴロ、右飛に倒れた。左腕アラードに対しては右足を半足分オープンにするスタンスで臨む工夫を試みたが実らず、今季は左投手に10打数無安打。ボールを見逃す際に後ずさりするなど、かかとに重心がかかり右腰と右肩の開きが早いのを修正できなかった。
 打者専念の気負いも見えた。6日の一発以降「ヒールアップ」と呼ばれる右足のかかとを上げるひねりが、打席ごとに大きく強くなった。ひねった分を戻すための動きが速くなり、右膝、右腰が早く開く。この日、10スイングで空振り6度。精度の低下は明らかだ。
 レンドンが打率・111、プホルスも打率・186と中軸が振るわず、開幕15試合で5勝10敗。13年以来で、球団史上5番目に悪い滑り出しとなった。「左中間目がけて打つ、いつもの打撃が戻れば」とマドン監督。浮上に欠かせない大谷の復調を期待した。(アーリントン・奥田 秀樹通信員)

引用元:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/08/10/kiji/20200809
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画像1  ケン・グリフィー・ジュニア (左), 画像2 大谷翔平(右)

大谷選手の不振はグリップの位置によって引き起こされている

 大谷選手の不振について, マドン監督は理由がわからないと困惑しているようですが,原因は大谷選手の構えにあります.グリフィー選手がグリップを体に密着させているのに対して,大谷選手は体から離しています.このグリップを体から離していることが不振の原因です.つまり,グリップの位置に問題があるということです.

画像3(左), 画像4(右)

 ステップする動作に入るまでに,グリフィー選手は左肘をさらに背面後方に突き出していますが,大谷選手は左肘を体に引き寄せることはせず,ただ体幹を回旋している(肩を回している)だけです.

 グリフィー選手はグリップの位置を背面後方に確保して,前方に出ないようにしているため,右方向 ,左方向 どちらにもインサイドアウトでスイングすることはできます.しかし,大谷選手はグリップの位置が浅いため, マドン監督 が指摘するようにセンター方向から左方向にかけてしか インサイドアウトでスイング できません.さらにいうとボールが来る角度と打つ方向との間に角度ができる左投手よりも,右投手のほうが打ちやすくなります.右方向に引っ張ろうとするとアウトサイド・インのスイングとなり,肩,腰が開いてタメがなくなるため,ボールを強く打つことができません.

 グリップの位置だけとっても,グリフィー選手と大谷選手ではかなりのレベルの差があるのが現状です.この欠点が修正されない限りMLBで一流選手としての活躍は期待できません.NPBの選手にはグリップの位置を体から離す選手が多く,おそらく打つ前に体に引き寄せることでタイミングを取っていると思われますが,球速の速い投手に対応するためには,前もってグリップの位置を体に密着させておくほうが無難です.

〈引用〉
画像1,3:https://www.youtube.com/watch?v=WtQ9M2YD_DI
画像2,4:https://www.youtube.com/watch?v=VQ3W8vEcu48