インパクト後,両腕は伸ばさなければならない

両ヒジの締まり-三角形と五角形

引用元:科学する野球・:ドリル篇

(8)両ヒジの締まり-三角形と五角形
 (イ)良い例(図①)
 インパクト後,ボールの芯を打ち抜くまで両腕を伸ばすのであるが,この時点でも,ボトムハンドは内捻し,トップハンドは外捻していなければならない.この両腕の捻りで両ヒジが締まり,グリップと肩の線とで三角形を形成する.インパクトで両腕を伸ばすのではない.間違わないように.

 (ロ)良い例(図②)
 両腕を捻らないで,両手の手もとを起こすと,両ヒジが開き,図②のように,五角形を形成し,ボールを打ち抜くことができない.

引用元:科学する野球・:ドリル篇

ケン・グリフィー・ジュニア選手はインパクト後,両腕を伸ばしているか

Ken Griffey Jr. Home Run Swing – Hall of Fame
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=p0t1KQpDA6w

インパクトの瞬間
バットの角度から,右中間にボールが飛んでいると考えられる.ホームプレートをみると,真横からの視点になっていないため,肩はもう少し回っている.
インパクト後,両腕が伸びていることを確認できる.
「人」の形で打つと,上体が反るので両腕を伸ばしやすい.

 ケン・グリフィー・ジュニア選手のスイングをみると,インパクト後,両腕がきれいに伸びていることを確認できます.右腕(非利き腕)でボールを捉え,左腕(利き腕)で強くボールを押し込む動作となりますが,主導の左腕を打ち返す方向に伸ばすことによって,右腕も伸ばされることになります.「人」の形で打つと上体が反るので,腕を伸ばしやすくなるという利点もあります.

左腕をバットから外し,肩を回さないようにしているグリフィー選手.
インパクト後,両腕を伸ばしてボールに力を伝えるには,肩は固定した方がよいので,合理的な動作といえる.

バットがここまで振られても,肩はインパクト時と比べて少し回っている程度である.
インパクト時の肩とバットが打球線(弾道)と90°で交わった状態をほぼ保っている.

 ボールを強く打ち返すためには,インパクトで肩とバットが打球線(弾道)と90°で交わっていなければなりません.その際,肩を回さずに固定した方がボールにより力を伝えることができます.グリフィー選手は,両腕を伸ばした後,左腕をバットから離して肩が回らないようにし,インパクト時の状態を保とうとしています.グリフィー選手がすばらしい打者であることを再確認できます.

フィニッシュでようやく遠心力で肩が回っているが,回り具合は小さい.
背骨を仮想軸とした肩の回転で打っていないことがわかる.