上林選手の成績
上林誠知 打撃成績 | ||||||||
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年度 | 試合 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 出塁率 | 長打率 |
2015 | 15 | 44 | 14 | .318 | 2 | 6 | .333 | .591 |
2016 | 14 | 19 | 4 | .211 | 0 | 1 | .211 | .263 |
2017 | 134 | 415 | 108 | .260 | 13 | 51 | .302 | .434 |
2018 | 143 | 551 | 149 | .270 | 22 | 62 | .315 | .488 |
2019 | 99 | 258 | 50 | .194 | 11 | 31 | .254 | .360 |
2020 | 69 | 160 | 29 | .181 | 6 | 20 | .250 | .331 |
通算 | 474 | 1447 | 354 | .245 | 54 | 171 | .292 | .433 |
引用元:ウィキペディア |
入団5年目の2018年に,143試合,打率0.270,22本塁打,62打点の好成績を上げ,レギュラーの座を掴んだかにみえましたが,2019年は死球による右手骨折の影響もあり活躍できず,2020年には2軍降格となるなど成績は下降の一途をたどっています.
2017年は2018年ほどの成績は残せていませんが,第1回アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表に選出されています.将来を嘱望された上林選手がなぜ不振に喘いでいるのか,その原因を探るとともに復活するための方策について説明します.
メディアが指摘する上林選手の不振の原因
ソフトバンク上林が登録抹消「精神面の問題」と監督
引用元:https://www.nikkansports.com/baseball/news/202009200000249.html
[2020年9月20日11時55分]
ソフトバンク上林誠知外野手(25)が20日、1軍選手登録を抹消された。
外野の一角として期待されながら、打撃不振が響いて、スタメン起用の機会が少なくなっていた。工藤監督は楽天戦(ペイペイドーム)を前に「技術的なことより精神的な面の問題かもしれない。結果を残さないといけないなか、自分が何と向き合わなければいけないのかを整理してほしい」と復活への期待を口にした。
上林は今季開幕戦で1番スタメン起用されるなど期待も大きかったが、背中の張りなども影響し、打撃の調子が上がらず、ここまで打率1割8分1厘と低迷していた。
日刊スポーツの引用文によると,上林選手の不振の原因は,技術面よりも精神面にあるとしています.

ソフトバンク上林「ボール損」改善中 不振から復調の予感2019/7/15 6:00 (2019/7/16 15:31 更新)
西日本スポーツ
プロ野球は15日に後半戦がスタートする。パ・リーグ首位の福岡ソフトバンクは2位の日本ハムに7ゲーム差。故障者が続出しながら独走態勢を築いたが、状態が上がらないのが上林誠知外野手(23)だ。前半戦の打率は1割9分。故障離脱もあり不振に苦しみながらも、一時約40%だったボールゾーンスイング率は30%近くまで改善した。後半戦はグラシアルがいきなり不在。2年ぶりのVへ、復調が期待される上林は「ボール損」を克服して快音を量産できるか。(データは共同通信デジタル、14日現在)不動のレギュラーとしてチームをけん引するはずだった上林が不振に苦しんでいる。4月に右手に死球を受けた後、5月に骨折が判明して離脱。復帰後も思うような打撃ができず、ここまで打率は2割に届いていない。目立つのはボール球に手を出しての凡退だ。
今季のゾーンスイング率はストライクが74.3%でボールが34.1%。パ・リーグの100打席以上の打者では、上林は牧原(ソフトバンク)に次いでボールゾーンの率が高い。規定打席をクリアして自己最多の22本塁打を放った昨年はストライク78.3%、ボール31.7%だったから、うまく見極めができていない傾向がうかがえる。
もっとも、ここへきて改善の兆しが見えてきたのも確かだ。ゾーンスイング率を交流戦まで→交流戦後に分けて比較すると、ストライクが71.6%→80.4%に上昇した一方で、ボールは37.8%→25.3%と大きく低下した。交流戦後は12試合と少ないながら、7月8日の西武戦では自身初の1試合4安打をマークして復調の予感を示した。
交流戦後の数字を「2ストライク後」に限って見ても改善しており、上林はボールの率が交流戦までの40%から29.4%となる。これはリーグで打率トップの荻野(ロッテ)より大幅に低く、開幕から首位打者争いを演じている森(西武)と同じ数字だ。
ソフトバンクは前半戦終了時の得点が359でリーグ4位。トップの西武より約70も少なく、今年と同じ84試合時点で比較すると工藤監督就任後は5年目で最少だった。思うような打線がなかなか組めず、63通りあったオーダーのうち「1試合だけ」は51通り。主力の離脱に上林の不調も加わり、首脳陣がやりくりに腐心した結果だった。8月中旬までグラシアルを欠いて臨む後半戦は、上林の復調が大きな鍵となる可能性もありそうだ。
https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/527124/
西日本スポーツの引用文では,ボールゾーンスイング率が高いことが不振の原因であるとしています.