「科学する野球」新田打法で打つ大谷選手-野球もゴルフも同じであるという妄言

肩が回ってもバットが後ろにタメられているか

 野球とゴルフの違い で述べたように,『 新田打法 』ではバットのタメができないため,ボールを強く打つことは難しくなります.つまり,ゴルフのスイングで野球のバッティングをすること自体が間違っているということです.「科学する野球」の著者である村上豊氏は 『 新田打法 』 を完全否定し,「バッティングもゴルフもレート・ヒッティングすることにおいては,本質的には同じであっても,特に球の条件が違いますので,その打撃動作には両者に違いがあることを認識され,野球もゴルフも同じであるとか,ゴルフも野球も同じであるとかといった妄言は慎んで欲しいものです」と述べられています.

大谷翔平 グリフィー選手と比べると,バットのタメがないまま打っていることがわかる. 
引用元:YouTube

 画像は2018年7月23日に8号ホームラン(2シーム 93.5mph,センター方向 )を打ったときのインパクトです.バットのタメを判断しやすくするため,センター方向に飛んだホームランを選んでいます.
 画像を見てもわかるように,大谷選手は肩が回っていないままボールを打っています.この打席だけではなく,2018~2020年のホームランでもほぼ全打席が肩を回さないゴルフ・スイングになっています.本来ならば,この肩の開き具合では,まだ バットは後ろにタメられていなければなりません
 このようなゴルフ・スイングでは打てないはずですが,2018,2019年にある程度打てた理由については,体格の大きさから運動エネルギーが大きくなることの他に,空手打法 で打っていること,「人の形」で打って下肢のエネルギーをうまくスイングの加速に取り込んでいることにより,バットのタメがないマイナス面をカバーしていることが考えられます.
 ただし,『 新田打法 』のゴルフ・スイングで野球をすることが間違っているという前提に立てば,2018,2019年はたまたま打てたけれども,今後もこのスイングを続けて行けば,多少の変動はあるとしても2020年の成績あたりで推移すると考えることもできます.

ケン・グリフィー・ジュニア選手 肩がここまで回ってもバットは後ろにタメられている.一流選手は皆バットを後ろに残し,スイングのタメをつくっている.大谷選手のゴルフ・スイングで一流選手の仲間入りをすることはまず考えられない.
引用元:https://thedigestweb.com/baseball/detail/id=23893